2011年1月30日日曜日

宮尾 登美子|天璋院篤姫



「幕末もの」が大好物な為、何の迷いもなく読み進めました。アマゾンのレビューを読むと案外評価が割れているのがちょっと意外でした。その原因は文体にあるみたいですね。確かに読む人によってはしんどいかもしれません。私もちょっとしんどいかなと思って読み始めましたが波乱万丈な展開と並行してNHKオンデマンドで大河ドラマを視聴していたので然程苦にはなりませんでした。ドラマもかなり面白かったので「篤姫」のイメージをドラマで持っているか小説で持っているかでちょっとちがっているかもしれません。ドラマは小松帯刀との交流と互いの成長を物語のひとつの軸として描いていましたが小説のほうは篤姫の心情描写をかなりきめ細かく描いています。特に和宮に対しての多少屈折した感のある篤姫の感情をきめ細かく描いています。これをドラマで表現するのはちょっと難しいでしょうね。いくら宮崎あおいが天才女優でも。あと今回この小説を読んで思ったのが「徳川慶喜」の描かれ方です。作品によってその描かれ方にかなり幅がありますよね。この人も歴史的に評価が分かれる人なのでしょうか。西郷隆盛坂本龍馬とは対照的ですね。



司馬大先生の「慶喜」観がたっぷり堪能できます。

ひさびさに階段を登る

先日リハビリで実に2年半ぶりに階段に登るという動作をした。なかなか課題多しという感じだったが練習をしたらなんとかなりそうな気もした。階段の一番上に昇った時は正直足がすくんだ。「足がすくむ」という感覚もひさしぶりだった。リハビリをやりはじめてやっと立ち上がれるようになった時も前に足が出なかった事を思い出した。道のりはまだまだ長そうだ。

2011年1月27日木曜日

BLUE NOTEのT-Shitはかっこ良い

ユニクロで先日発売されたブルーノートレコードとのコラボTシャツは結構かっこ良い。ネットで見るよりも実物を店頭でみたほうが良いような気がする。個人的には全種類欲しい感じです。


 http://store.uniqlo.com/jp/store/feature/ut/bluenote/?utm_source=mpx110126&utm_medium=html

2011年1月26日水曜日

アウトレイジ



評判通り全員悪人の映画でした。

キャスト:ビートたけし、三浦友和、椎名桔平、加瀬 亮、國村 隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗

ここ数年低迷が続いていた北野武監督の痛快の一撃といいましょうか、とにかく全員悪人の映画です。変なセンチメンタリズムや情を挟まず己の私利私欲の為に徹底的にドンパチやっている映画です。個人的には椎名桔平のキレたヤクザぶりと小日向文世の悪徳警官ぶりが特に良かったと思います。この無常な感じが日本的でもなくアメリカ的でもなくヨーロッパ的な感じです。ヨーロッパで評価が高いのも判るような気がします。撮影現場はきっと物凄い緊張感だっただろうなという事が伺えます。

NHK大河ドラマ|篤姫



宮崎あおいの天才女優ぶりが堪能できる作品です。

入院中にたまたま篤姫関係の本を読む機会がありいつかドラマも観てみようと思っていました。得意のNHKオンデマンドで全50回を2週間くらいかけて観ました。思ったよりもかなり面白かったですね。細かいところで色々気になった事はありましたが・・。なんというかもう宮崎あおいの「天才女優」ぶりが120%発揮された作品じゃないでしょうか。確か同時期に「少年メリケンサック」も撮影していたんですよね。信じられません。原作の「天璋院篤姫」も読みました。意外に原作に忠実だったのがびっくりです。(小松帯刀のエピソードは原作では描かれていませんが)「大奥」も結構面白かった記憶があるのですが今回の篤姫のほうが断然面白かったですね。オープニングのCGの映像も非常に凝っていて美しいです。最近の大河ドラマの中では出色の出来だと思います。音楽も素晴らしいです。

2011年1月17日月曜日

柳井正 | 一勝九敗





日経アソシエで柳井さんのコラムが掲載されていて良く読んでいました。(7~8年前)当時この人が本を書いたら買ってよもうと思っていてすっかりその事を忘れていました。(汗)そのコラムの内容というのがビジネスマンの読者のお悩み相談的なもので柳井さんの回答が毎回腑に落ちるものでいつも感心していました。

本の内容ですがまさに本の内容通り「失敗を恐れてはいけないよ」的な事を自らの体験を基に書かれています。でも正直な話殆どの人が「わかってはいるけどなかなか実行できない」というジレンマに陥るのではないかなと思います。そのあたりをもっと易しく指南して欲しいような気がしました。

2011年1月14日金曜日

高村薫 | 地を這う虫



高村薫といったら重厚な長編といったイメージがあるのですが短編もかなりいけます。この短篇集は主人公が元警官という共通の設定がありそれぞれが人生の悲哀みたいなものを抱えています。映像化して欲しい気もするのですが(この短篇集の何れかがNHKでドラマ化されていたような気がするのですが・・)脚本書くのは難しそうですね。個人的にはこの短篇集の最後に収められている「地を這う虫」が一番好きです。ラストがちょっと明るいというか希望がちょっと見える感じがします。


2011年1月10日月曜日

今年の大河ドラマはどうでしょう。

今、NHKオンデマンドで「江~姫たちの戦国」を観ています。鈴木保奈美の若作りが結構強烈です。面白いかどうかはなんとも言えません。

スルガ銀行に乗り換えるかも

楽天銀行でVISAデビットカードのサービスを受けるのは時間がかかりそうなのでスルガ銀行で口座開設をする事にしました。
スムーズに物事が進む事を祈っています。

「All things must pass」を聴いて思う事

今、ジョージ・ハリスンの代表作「All things must pass」を聴いています。
世間の評価があまりに高いのでかなり期待していたのですが正直思った程でもなかったです。但し彼の世界観が思いっきり開花しています。ビートルズ時代は脇役だった彼が思い通りにアルバムを製作して他のビートルズのメンバーの誰よりも早く商業的成功を収めたみたいですね。(全英、全米 アルバムチャート1位)「どーだ見たか」「俺だってやればこんなに出来るんだ」と思ったでしょうねー。きっと。何故物足りなさを感じるのか色々考えたのですがやはり少年期に死ぬほどポール・マッカートニーのアルバムを聴いて育ったからでしょうか。単純な比較はできないと思いますが曲の完成度はポールの曲のほうが高いと思います。というか「解かりやすさ」といったほうが良いかもしれません。解かりやすさを期待して聴いたんだけどそんなに解りやすくなかったというところでしょうか。
といってもアルバムの完成度は高いと思います。多くの人が絶賛するのも理解できます。聴きこめばその良さがもっと判ってくるかもしれません。どーしても「Here come the sun」「Something」あたりの100%の完成度を求めてしまうんですよね。


2011年1月9日日曜日

高村薫|マークスの山



単行本は10年前に読みました。文庫本が出たのは知っていて「いつか読もう」と思っていたのですが先日川崎のブックオフで105円で売っていたのを発見、即購入一週間で上下巻読破しました。合田雄一郎シリーズ第一弾?の本格サスペンスです。
その重厚で緻密なタッチに読んでいてどんどん引きこまれていきます。決して読みやすい文体ではないのですが読みだすとやめられません。合田雄一郎シリーズの「マークスの山」「レディ・ジョーカー」は映画化され「照柿」はNHKでドラマ化されどれも観たのですが映画化された2作は超がっかり、「照柿」は原作の雰囲気を出す為色々と苦心した感じが伺えて(あと原作に比較的忠実)まあまあよかったと思います。やはり問題はキャスティングにあるみたいで合田雄一郎役を誰にするかという事でしょうねー。「マークスの山」はNHKの土曜ドラマの枠でドラマ化して欲しいんですけどね。

高村薫の他の作品はこちら

今年は川崎に通うかも

元旦にたまたま川崎に行って結構便利な事を今更ながら知りました。去年は蒲田に通っていましたが今年は川崎に通うかも(買い物等の用事をこなす為に)。なんていったって映画館もあるしね。といっても車イスでいくのはしんどそう・・・

2011年1月6日木曜日

JacoPastoriusは最高

今Jacoのファーストソロアルバムを聴いています。(結構ひさしぶり)
最高です。久しぶりに天才が作る音世界にはまってしまったような感じがします。
この人も死んでかなりたちますよね。35歳の若さでなくなったんですよね。
今更ながら彼がもうちょっと長生きしてくれていたらどんな音を作っていただろうと考えてしまいます。

楽天銀行は最低だ

楽天銀行は最低だーー。信じられない。詳細は後日このブログで明らかにします。